この記事では、失敗しないあなたにあった格安SIM(格安スマホ)の選び方を解説します。
あなたにあった最高の格安SIMを選ぶためには、以下の4つのステップで選んでいきます。
それでは詳しく見ていきましょう。
STEP1:音声通話SIMかデータ専用SIMを決める
格安SIMは下記の3つのタイプがあります。
- 音声通話SIM
- データ専用SIM
- データ専用SIM(SMS付き)
多くの方は、通話もインターネットのできる「音声通話SIM」を契約しています。
例えば、ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアのSIMもこの「音声通話SIM」になります。
それでは、この3つのタイプを詳しく解説していきます。
音声通話SIM
音声通話SIMは、音声通話とデータ通信ができるSIMです。
090、080、070で始まる携帯電話番号を持つことができ、SMSも利用できます。
音声通話SIMの特徴
- 050PlusやLINEの無料電話のようなIP電話アプリに比べて通話の品質が高い
- SMSも使える
- 110、119といった緊急番号にかけることもできる
- 現在使っている電話番号をそのまま使うことができる
- データ専用SIMより月額料金が高い
- 最低利用期間や解約金がある場合がある
こんな人におすすめ
- 今使っている電話番号は変えず、格安SIMを使いたい人
- 緊急電話番号がかけれる番号を持っておきたい人
データ専用SIM
データ専用SIMは、音声通話ができず、データ通信のみができるSIMです。
電話をする場合は、050PlusのようなIP電話や、LINEの無料電話を利用することになります。
タブレットでインターネットをする場合は、このデータ専用SIMがおすすめです。
データ専用SIMの特徴
- 音声通話SIMより月額料金が安い
- 電話をする場合は、050PlusやLINEの無料電話のようなIP電話のみ。
- 110、119といった緊急番号にかけることはできない
- 現在使っている電話番号を使うことができない
- 最低利用期間や解約金がない場合が多い
こんな人におすすめ
- タブレットでインターネットしたい人
- SIMフリーのモバイルルータを使いたい人
- 既に電話ができるスマホを持っていて、2台目のスマホを検討している人
- 子供に安くスマホを持たせたい人
データ専用SIM(SMS付き)
データ専用SIMの料金に加えて、+100円〜+200円でSMSオプションを契約することで、SMSが使えるSIMです。
SMSとは、電話番号を利用して、メッセージを送受信できるサービスです。
覚えておきたいのは、データ専用SIMを契約する場合は、基本的にSMSオプションは契約するようにしましょう。
なぜなら、LINEやFacebookなどのアプリでは、新規アカウント登録時に、本人確認のためSMS認証が必要になる場合があるからです。
STEP2:毎月使うデータ通信量を決める
次に、毎月どの程度データ通信量を使うか確認して、毎月使うデータ通信量を決めましょう。
毎月使っているデータ通信量の確認方法を下記のキャリアごとに紹介しておきます。
- ドコモの場合
- ソフトバンクの場合
- auの場合
- その他の確認方法
それぞれ詳しく解説します。
ドコモのデータ通信量の確認方法
1 「My docomo(お客様サポート)」にアクセスし、ログインする。
2 データ通信量の詳細をタップする。
出典:ドコモ
3 データ通信量の詳細を確認する。
出典:ドコモ
ソフトバンクのデータ通信量の確認方法
1 「My SoftBank」へアクセスし、「メニュー」を開く
出典:ソフトバンク
2 カテゴリの「使用量の管理」を確認
出典:ソフトバンク
3 利用状況の「詳細をみる」
出典:ソフトバンク
4 データ量の詳細を確認
出典:ソフトバンク
auのデータ通信量の確認方法
1 「My au(ウェブ)」へログイン
2[データ利用量]をタップ
出典:au
3 確認したい項目の[詳細]をタップ
出典:au
その他の確認方法
大手キャリアにログインできない場合のために、データ通信量の目安をまとめました。
目安にはなりますが、下記を参考に毎月使いたいデータ通信量を決めましょう。
利用用途 | データ通信量 |
---|---|
メールやLINEの送受信程度 | 1GB |
ネット検索やTwitterなど使う | 3GB |
InstagramやTikTokなど画像・動画のSNSも使う | 5GB |
YouTubeを外出先で頻繁に見る | 10GB |
NetflixやHuluなど高画質動画を外出先で頻繁に見る | 20GB以上 |
なお、もう少し詳しく知りたい場合は、下記の表も参考にしましょう。
下記は”利用用途を単独”で利用した場合の1GBあたりのデータ通信量の目安です。
利用 | 1GB分の目安 |
---|---|
メール送受信 | 約2,090通 (1日あたり 約69.5通) |
ニュースサイトの閲覧 | 約3,490ページ (1日あたり 約116.5ページ) |
音楽ダウンロード (1曲4分程度) | 約250曲 |
インターネット動画 (中画質) | 約2時間 (1日あたり 約4分) |
インターネット動画 (最高画質) | 約20分 (1日あたり 約0.7分) |
出典:Ymobile/netflix
データ通信量を決めきれない場合は、契約後にデータ通信量のプラン変更ができるため、まずは少し余裕を持ったプランで契約しておきましょう。
STEP3:実質速度を比較
格安SIMは、実際にスマホで速度測定した実質速度で選びましょう。
なぜなら、理論上の速度はどの格安SIMも同じである一方で、実際の実質速度は格安SIMによって大きく異なるからです。
例えば、格安SIMのホームページには下記のように「最大1,288Mbps」などの記載がありますが、実際にはこの速度が出るわけではありません。
出典:エキサイトモバイル
その証拠に、実際に測ってみると下記のような速度です。
そのため、本当の速度を知るために、必ず格安SIMの実質速度を知った上で選ぶべきです。
こちらは、3章で実際に25社の格安SIMを比較していきます。
STEP4:最安の料金を選ぶ
ここまで格安SIMを選んだら、最後に最安の格安SIMを選びましょう。
例えば、下記のように同じ3GBでも格安SIMによって、料金が大きく異なります。
格安SIM | 月額料金 (3GBプラン) |
---|---|
nuroモバイル | 792円 |
b-mobile | 1,529円 |
QTモバイル | 1,705円 |
このように、料金が大きく異なるため、全格安SIMで最も安いサービスを徹底比較するべきです。
月額料金に無料通話分が含まれているケースもある
また、最近では月額料金の中に、無料通話分が含まれているケースがあります。
出典:楽天モバイル
LINE電話ではなく、通常のスマホの通話をよく利用する場合は、無料通話が含まれているかチェックしましょう。
以上。